山桃のお気に入りの歌一覧
笑能子
ざらざらと疲れ心を荒らし居るただひっそりと静まりを待つ
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笑能子
ゆっくりと心を癒す些細事只受け止める流れのままに
3
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笑能子
厄介と思うてみれば重くなりそれならいっそ道楽と視る
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笑能子
さらさらと雑穀混ぜて炊き上げる仄かな色の飯の温みよ
6
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笑能子
道楽は巡りて吾身を助けたる私心を捨てて遊ぶ限りは
4
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笑能子
風往きてそ知らぬ顔の日常ぞただ刻々と雲流れ行く
4
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笑能子
苛立ちは何も生まぬと苦笑いまだ青臭き枯葉を踏みつ
3
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笑能子
猫眠る額の庭に陣取りて有事の際には立ち去る様に
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笑能子
ずっしりと自分の中に世間あり捉われぬよう只距離を置く
3
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笑能子
深々と水琴窟の傍眠り共鳴するはどの感情か
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笑能子
傍観も疲れる言葉遊びかな技巧ばかりでまことが視えず
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紫苑
しゃくり上げケージを抱き帰る子を黙し見送る休日診療
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紅団扇
ただいまと 君病院の 家に帰し 耐え難き寂しさに 耐え
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紅団扇
雨の午後 あなたの背中に 凭れつつ 二人の刻を 二目ゴム編み
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紅団扇
感性の 赴くままに うたを詠み 傑作駄作も すべて我かな
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紅団扇
一人でも 生きて行けると 思ったが君がいなけりゃ つまらぬ世界
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紅団扇
おとついも 昨日も今日も 明日もカレー 飽きない夫 私は飽きた
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紅団扇
女から 抱いてと言えるはずもなく もんもんとする 中夜の月
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紅団扇
木蓮の 枝に白き灯がともり 春の祝いの 宴始まる
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団右衛門
何故笑う 皮剥け馬鹿と 教えられ 呆然と見た ピスタチオの実
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