山桃のお気に入りの歌一覧
リンダ
沈黙と無言の違いを量りかね凍てつく冬に助けられている
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浅草大将
身も蓋もなきの涙にくれはとりうきねに濡れて空頼みつつ
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紫苑
夕映えは辞世にも似て薄墨のきはに茜のいのちを燃やす
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悠々
オーイオチャ、呼ベバカナラズシブシブトデガラシ淹レタ妻モイマナク
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ケンイチ
一寸の呼吸も許さぬ雪野原この歩みのみ時を与ふる
12
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たけ
死を想え君の死をも想うなら この一秒が奇跡と気づく
7
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卯月
窓辺にて日射しを浴びて泣き止めば君が我が家の太陽になる
6
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紫苑
湯気の覆うガラス窓みな白々と我が視るさきを遮りて立つ
8
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詠み人知らず
いつまでも果たせなかった約束を心のひだにまつり縫いして
6
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詠み人知らず
ゆめうつつまどろむ朝の耳もとで空気が揺れたあなたでせうか
6
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詠み人知らず
草原のひなたのような糸を編むまだ見ぬアラン諸島の模様
8
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笑能子
ただ望む街辻を往く筆となり人の合間で朽ちせし事を
3
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詠み人知らず
ベッドから眺める冬の山なみを横ぎって飛ぶカラス おはよう
4
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日央
陽だまりにうつらうつらと船漕げば頭に落ちたる冬の夕暮れ
5
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詠み人知らず
交差点向かいの車で泣いていた青で進むが心が残り
2
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悠々
その朝(あした)われを見上げし畜生の末期の瞳わすれかねつも
12
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悠々
四つ足のかなしさゆえにもの言わずさよなら告げず「ロク」旅立ちぬ
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浅草大将
泡沫の目に鮮らしは夢の夢この世を憂みのとどのつまりは
7
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falcon
つる薔薇をむすぶ垣根に山雀のかよふもうれし葉だになけれど
9
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falcon
白磁染め有楽一輪友禅の千草華やぐ初釜の席
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