KENのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
南面の傾りを埋む水仙を香らせわたる初春の風
13
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吉野 鮎
ふる雪に音鎭もれる 只管に 祕めやかを紅 寒椿墮つ
8
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吉野 鮎
花束の一輪の薔薇 汝が胸に 媚藥の刺もて眠らせて候
9
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滝川昌之
大吉のごとく引いては山を盗る坊主めくりの小野小町よ
18
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名鈴
遇に舞ひ降りし鶴恋ふるとて 雲居を眺むる常磐なる松
6
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ななかまど
柔らかな起伏をみせる雪原に穏やかなれとひかり弥栄
10
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横井 信
新年の朝陽を浴びて詣で行くこころをあらう玉砂利の音
11
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Chico
須臾いずる昏き思ひは口にせでくるまざき過ぐ 城下町ゆゑ
6
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Chico
汝の歌がほどけゆく 須臾 みづみづしなづきへと我れ遡る 魚
13
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葛城
さまざまに取り具してのち整へば思ひ滿たさる設えとなり
7
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滝川昌之
駅伝の通行規制を貼り出すも沿道観戦自粛の朱書き
15
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音弥
仰ぎ見る大三角は冬空の無限の時の中に輝く
21
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名鈴
何となく 閊えるような 違和感の 正体我が身の 病なりしか
8
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ななかまど
障子戸を貼りいる父を想いつつ年の用意を小春日のなか
11
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灰色猫
うたのわの友は賀状をなにもかも手書きにやると心を感ず
12
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灰色猫
友の逝く母の友逝く懐かしき父の友逝く喪中悲しき
13
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横井 信
山の端へ沈む夕陽についてゆく鴨の背中に十三夜月
14
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灰色猫
コロナ禍を憂う涙かキリストの生誕せる日の悲し気な雨
9
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灰色猫
メリクリと書かれしケーキのプレートを誰が食ふかともめにける夜
8
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灰色猫
聖夜にも轟き止まぬサイレンにこの世の無常わびしさ想ふ
10
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