詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫苑
人影の絶えてひさしき玻璃まどの連絡通路に月光の棲む
24
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みやこうまし
旬去れど炎燃やして山茶花はしぶとく咲けり 執念の花
13
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デラモルテ
春の陽の希望の光り絶やさずにこころ靜かに明日へ繋ぐ
15
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inosann
「おかえり」と聞ける灯りに辿り着く積み重ねられしありきたりな日々
23
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へし切
春うらら少女の歌ふ二重奏澄みわたる空声がとけゆく
29
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日向猫
いつかとかそのうちだとか言ってれば時間は過ぎるとにもかくにも
21
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桜園
満開の紅梅あまりにあでやかでその甘き香をそっとかいでみる
21
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詠み人知らず
きまぐれに降りだす雨にさしのべる傘のひとつも愛おしきもの
22
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みやこうまし
しみじみと今日降る雨に籠りたる梅を咲かせる春の蠢動
25
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大埜真巫子.
くるくると風車はまわる かろやかに あんな風に生きていきたい
23
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日向猫
3月だ 花の季節が始まった 新たな途をいろどる季節が
18
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詠み人知らず
テーブルに並んだ痛い記憶たち 過ぎたる愛の 予期せぬ作用
18
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inosann
綱先の犬のマークに水かける飼い主さんが朝陽にひかる
11
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へし切
うぐひすの鳴くや三月の梅の花憂目と思へど恋もするかな
22
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inosann
おぼろげな通学バスに飛び乗りし幼馴染の急き切る息の香
10
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へし切
ゆるゆると春意動きて梅の花ひとつふたつとほころび香る
23
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日向猫
如月の女神だろうか俯いてあやとりしながら去り往く少女
23
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デラモルテ
黒姫の泪を拭ふ薄衣の佐保姫照らす春の燈火
8
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inosann
すっくと立つ介護認定の声かけにいつもと違う母に笑いしと
18
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日向猫
介助無く戸惑う車椅子見ても若者たちは声をかけない
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