詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
添ひてくるやわき温みの匂ひたつ眠れる幼の鼓動のたしかさ
16
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詠み人知らず
懸命に共にたたらを踏みしめた夏の形見の黒土を集む
10
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詠み人知らず
またひとつ夏をおとして振り返る笑顔にわたる冬の川かぜ
11
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Chico
雲間よりあまた射し込む陽のひかり 搜査する午後走れ惡漢
15
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石川順一
新鋭の詩人紹介読んで居るトイレ長引き風呂には行かず
12
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舞
淋しくも恋は過ぎさる思い出の夢の中なる貴方への問い
10
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コタロー
稜線の蒼空溶けて遙かなる丘の上より希望を託す
11
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コタロー
薄野が線路の脇を何處までも列車の音と風に搖れてる
10
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秋日好
収拾のつかないプロット闇雲に打ちこみ続け着地を願う
14
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へし切
夕されば千鳥しば啼く冬の海 冴ゆる白波み雪降りつる
22
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石川順一
二度寝してチョンボの我はカレーパン食べる未来を望見して居る
11
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水月
花に雪月に面影映す夢逢えて儚く逢えぬはせつなく
15
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横井 信
香りたつ 味噌汁の味 思い出す 大きな楓 見守る家へ
19
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石川順一
夜の内に雪の写真を撮りにけり溶けてしまうと思うがまた降り
12
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灰色猫
ことことと煮込んだロールキャベツからおかえりなさいがあふれています
20
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へし切
こがらしの果ては静かな冬の海なぎたる沖の夕波千鳥
23
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滝川昌之
保健室 右往左往の寒の内 学級閉鎖の噂が走る
18
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秋日好
カップ麺のおもちにひとり感動す存在抹消堪えていたのに
16
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コタロー
枯れてゆく草花溢れ痩せる樹々落葉蹈む音冬は悲しき
12
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秋日好
頼りなき産着の塊り腹式でオペラのように泣く君を抱く
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