恣翁のお気に入りの歌一覧
芳立
缶蹴りの声もしづまり夕焼けにとりのこされたつつじ公園
10
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夏 芽
上履きを隠した友から十年後盗み返すは御自慢の彼
4
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いちにのパッパ
逆光にソメイヨシノと子どもらの歓喜の声が溶け込んで春
3
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村上
圭ちゃんが掬った金魚を「圭ちゃん」と名づけて七年妻は餌やる
16
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紫苑
離るれば逝きし思ひの欠片を見つ刻のあはひに降る桜かな
12
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しづく
まんにょうしゅう、と発音してた先生にふいに会いたくなる戻りたい
3
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只野ハル
眼の前を白い腹見せ急旋回燕飛び去る菜の花畑
8
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市川ありさ
相性は最悪だって言われてもたぶん諦めきれないだろう
8
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ふきのとう
満開の桜を愛でる人びとは酔うて和みて優しくなれる
11
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リンダ
歌集からはらりと落ちた葉書には懐かしい文字で「お元気ですか」
3
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螢子
どくどくと生命の鼓動聞こえくる古木のさくら抱く昼下がり
19
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螢子
桜咲く高瀬川べりそぞろゆく人それぞれに想ひを秘めて
9
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falcon
にほひたつ花うす紅に霞くる夕日の空に染むこころかな
16
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捨丸
コーヒーとタバコと今日のさわやかな 風さえあればそれだけでいい
10
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きたの小町
ほんとうは みな不機嫌の 種を持つ 目覚めさせるか させぬかだけで
7
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のんぼう
眠るまで そばにいてね。とせがむ子に まるで自分を見た気がしてる
8
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三嶋
優秀なあの子の「勉強してない」は信用するな 安心するな
8
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光本博
菜の花の黄の向かうに塔の見ゆ南都の春を訪へばたのしも
6
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もなca
散りぬればいかにこころは安からむ立ち枯れし想ひ抱く身なれば
12
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紫草
髮のふさ夫ゆづりの曲見せて机に伏せる息子ゐる夜
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