大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
そらの珊瑚
おつきさま あなたの裏は永遠に知ること叶わぬ孤独でしょうか
12
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そらの珊瑚
乳飲み子を抱けば乳房のバター溶け母はまあるい食物になる
8
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詠み人知らず
翳りゆく冬の窓辺でうつむいた季節はずれの待宵の草
23
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詠み人知らず
傷さえもつけずにそっと指先を冷たく赤く染めた初雪
26
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朝がお
母さんの どこが好きと 娘聞く昔も今も いるだけで好き
45
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朝がお
未知なるを不安を期待に変える日は朝の目覚めにレモンをかじる
8
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ほの香
嘘でもなく本当でもない愛受けてさみしさかをる沈丁の風
16
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ふきのとう
おぼろなる柔和な空に雀らの飛びかうを見る弥生間近に
20
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日向猫
陽の色が違うと言って顔上げる その真っ直ぐが人をひっぱる
22
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あそびくも
並木道仰げばさやに鈴なりの若し銀杏が涼風に搖る
15
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紫苑
病廊に冬の薄日は斜に入り負ふるいのちのはかなきを知る
16
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小林道憲
玉水は命を刻む音なれや雪解け近き如月のころ
28
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恣翁
朧なる月 ひとけなき炊事場の三和土に 暗く光りたりけり
63
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恣翁
珍しく おんぶしてよと 甘えたる 娘のおもさ 背に味わひぬ
79
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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葉月きらら☆
何もかも砕け散ったあの夜に心も砕け散れば良かった
10
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紫草
えり立てたトレンチコートのその男は左に回す無表な面を
18
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紫草
なぞりゆく睦みのあとの君の背の夜海の波の凪の靜けさ
17
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オカモト カヲル
きみのこえ ただ聞きたくてと言えたなら 息づかいだけで いいとさえ思う
3
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オカモト カヲル
もう大丈夫かと古いメール開いてみれば まだふさぎきらぬ傷口も開く
4
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