横井 信のお気に入りの歌一覧
ななかまど
葉を落とし風に立ちたる柿ノ木は実を揺らしてはバランスを取り
11
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秋日好
抗がんの錠剤君を変えていく肌に張りなく蒼白過ぎる
15
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秋日好
君は言う「次に行けない弱虫」と私は笑う「維持する強虫」
14
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詠み人知らず
裏切りのうしろめたさに賺す君 うちの歪みぞ面に映しける
14
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銀
これ以上歌を詠むなと耳鳴りが急かす人生はただ一度きり
5
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灰色猫
さよならの気持ちが生まれ人類は涙の意味を知ったのでした
17
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ふじこ
声が出ず咳き込む我の肩さすり励ます幼子ちいさな気遣い
12
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詠み人知らず
アパートの階段登るそのリズム嬉しさ隠して寝たふりをする
6
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日置鳩子
百年の孤独の酒のしるしると臓腑に沁みて花となりたり
20
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へし切
うすくこく籬の菊はむらさきに秋のゆかりを色にそめける
30
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滝川昌之
神様に「お帰りなさい」と境内の陽だまり猫も安堵している
36
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千映
珍しく桃色夕焼け感動し春爛漫のころと錯覚
14
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inosann
「吸って吐くただそれだけで生きている」と見上げた空の青が眩しい
28
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コタロー
秋冷や懷手なる學生がぴよんと飛び降り近道を行く
14
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詠み人知らず
ハロウィンの強者どもが夢となりサンタクロースの街になりゆく
4
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半格斎
ふる里の味届けむと 子ら孫に 出店まわりて品定めする
15
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灰色猫
木枯らしに年の終わりを想いつつ冷え込む朝に霜月を知る
27
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へし切
探しても求めても在るものじゃない君のこころに持つものなんだ
25
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日置鳩子
旅に出た本燕をつかまえに行く心は水溶性なのだから
15
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千映
久し振り会った知り合いロボットの足取りに似て驚愕の朝
14
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