三沢左右のお気に入りの歌一覧
山桃
大き肩つかまりたてば父の手や小さき下駄の紅緒を広ぐ
11
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大獏
若き炎を囲う水晶宮のごと幾千の秀歌透けて輝く
11
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あんて
やわらかい林檎の味のキスをして空に祈って握る左手
8
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詠み人知らず
おにぎりに海苔で顔描く案外と愛せてるやん元ヤンでても
10
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ゆみうさ
かた結びほどく指先あふれだす気持ちに名前つけらんなくて
7
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鹿男あほでよし
幼子の食べるアイスが真っ白な斑点つくる秋祭りです
4
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たんぽぽすずめ。
雨に萌え大地へ還るまで永き楓と癒す戻せぬ恋路
9
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たんぽぽすずめ。
教会へ辿りぬ坂に散り狂ふ楓と消せた恋の虚しさ
9
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ライテウ
まっくらなところでひとり待っている手紙みたいなさびしさだなあ
7
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ほたる
歌会にてピンクのブラウス似合う人 九十過ぎて愛らしき人
10
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ケンイチ
雨音の白く霞めり切れてゐる珈琲の代はりに紅茶を飲めば
9
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薫智
変わらない日常だから幸せで隣には君いつもの電車
6
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薫智
神様にだって秘密の恋だった伝えられずにただ眺めてた
8
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たんぽぽすずめ。
誕生日来ても渡せず灰色の光りが増せしプラチナリング
13
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芳立
やすらけきまどろみの中けやき葉の冬に先立ち散れる日だまり
21
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浅草大将
花も実もなきの涙にくれの秋さくらもみぢのをとこ道ゆく
18
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みつば
早く呪文かけなきゃ(わたしを好きになれ)バニラアイスが溶けないうちに
11
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芳立
くれなゐの風もむかしの笛の音に落つるなみだは川に沿ひゆく
15
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ケンイチ
秋風に慰められてかたちづくこころを抱く夕ぐれの町
11
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恣翁
読み残す 書を閉ぢ灯火 吹き消して 床で聞き入る 雨垂れの音
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