日置鳩子のお気に入りの歌一覧
コタロー
澁柿が吊られるうちにじんわりと甘くなるよに強くなりたい
14
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元親兄貴
この場所にいるはずの無いあの人に似ている人と不意に目が合い
9
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恣翁
薄荒びしブリキに似たり 其の色は 白亜の崖ゆ 海峡望むに
17
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月虹
お互いの質量と恋を推し測り解答欄は空白のまま
27
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inosann
いつかみな煙となって消える身に託す愚かを悟られずいる
26
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ふじこ
ガタガタと「我を入れよ」と主張する寒がりなのか北風小僧
21
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滝川昌之
潔癖を自負する彼が音を上げる校門に降る落ち葉の輪唱
26
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夢士
逝く君は西方浄土天高く佛に召され安らかなれと
18
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詠み人知らず
あの頃は楽しかったと思い出はわたしに易しい嘘をつきます。
11
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千映
芋餅に「懐かしいね」と箸すすむ母の時代のおやつの一つ
15
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詠み人知らず
白々と明けゆく空に三日月が忘れないでと爪痕残す
13
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矢車菊
掬い取る風と指とがたわむれて さよならという響きを聞いた
18
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只野ハル
雨が近いのだろう湯上りの髪の乾きが昨晩より遅い
16
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徳毛圭太
道端にへたりこんでも見上げたら いつでもここが空の真ん中
10
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徳毛圭太
俺なんか「あれ取って」って君の言う「あ」の瞬間に渡してるから
10
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徳毛圭太
あの年はノストラダムスにせかされて実った恋の多かったこと
5
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徳毛圭太
檻に羽根を閉じ込められてそれ以来飛べないんだよ、扇風機って
3
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徳毛圭太
ふきぬけの光の海の中でなら珊瑚のように呼吸ができる
2
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徳毛圭太
ドラえもんがいたことだけを忘れちゃうひみつ道具を最後にくれた
3
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只野ハル
幼子のように我を見る認知の母の幼子のような物言い
18
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