由良のお気に入りの歌一覧
はな
黒点の意味をいまさら確かめて共犯になれということですか
5
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三沢左右
宵闇に見る月毎に積もる日を掘りおこしてん青春時代
10
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はな
全身を開いた夜に君だけの刹那の海になれるよころび
75
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あき
秋風についとふれられ淋しさがあふれだすから肌をかくすの
11
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あそびくも
初秋のながめに猫の雨宿りあくびを分かつ友となりぬる
32
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たんぽぽすずめ。
うじうじと終わった恋に水の降る夜中の頬へ土砂降りとなれ
8
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あき
ばあちゃんの車みつけてかけていくちいさなリュックお盆のにおい
27
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恣翁
冬青の木の 根元を蟻に 引かれゆく 屍となりし 雀蜂観る
21
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こぐまじゅんこ
書くことがこわくなることがあります想いがまがって伝わりそうで
3
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浅草大将
野辺をゆく色なき風の旅ごろもたちまち染むる萩の花ずり
25
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あそびくも
耳あまくする言の裏かくれつる心を知りせば靡かぬものを
13
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紫苑
遠花火名も知らぬまま散りゆきぬ夏のかたみの一夜愛しき
18
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篠原七
「すき」なんて二文字にこころ宿さずに、その全身で説いてみせてよ
15
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あそびくも
珠待てど携帯カメラのレンズ越し照れて隠るる盂蘭盆の月
9
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陽だまり
幼さの殘る頬撫で英靈となりゆく子抱く慟哭の母
4
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七色コイン
おはようと犬に話して歩く道 ひいふうみいよ哲学の道
11
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光源氏
流れゆく心の影に風は吹き夢の名殘をしのぶ夕暮
11
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恣翁
久々の 路面吸ひたる 涼雨にも 凋みし儘の 鉢の朝顔
23
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三沢左右
たおやかな指先ひとつ紫に染めてもぎ取る葡萄ひと粒
24
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三沢左右
観念をしたかの面で目を瞑りハードカバーを両手で閉じる
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