猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
雪持ちの松が枝にこそ宿らむと留まり冴ゆるきさらぎの月
13
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狭霧
暁の闇も雲井も冴え冴えと払いて照れる鎌の刃の月
11
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狭霧
古井戸は夏ぞ侘しさ勝りける今年も水の枯れぬと思えば
5
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狭霧
道知れば訪ねても来よもみじ葉の茶菓を供して飽きるまで見む
6
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舞
君のため空けてる胸の片すみに名も無い花の咲きて眺める
7
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二斎
ぬへ鳥や水面に映る眼の奧のさるべき契りか鯉ぞたゆたふ
6
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貴妙法師
世が世なら我が歩くも許されぬ 二条御殿に鶯が鳴く
5
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kaya
雪冠る山並空に冴え冴えと車で酔いしゆるく目瞑る
8
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浅草大将
紫にけぶる朝明の野をゆけば雪間に若菜もえ初めにけり
18
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山桃
近山は影まろまろとこの夜さり大きなる月吐きいだせるも
18
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大河千紋
笑み褪せぬ遺影の先の縁側で孫に寄り添う小春日和かな
16
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さる
おじいさんどうぞと言ひて席譲りくれた男子の高校生よ
9
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狭霧
汝が眼の萌黄に映る世の中の諸々はみな不思議なるらし
9
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狭霧
夕闇の帳下りれば蒼み渡り深雪に眠るこれの古畑
9
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さる
わが友の訃報を聞きて冬の陽に友を悼みてこころ凍りぬ
14
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庭鳥
禁煙の話題飛び交うおじ様の胸にはいまだマルボロの箱
8
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粕春大君
冬枯れの玉なす枝のむら雀このみならずと啼きさわぐなり
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狭霧
霞たつ都を遥か隔てつつ昨日も今日も雪のふる里
16
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御崎 耕
辞書を引くどんなに些細な言葉でもまた出会う日に名を呼べるよに
16
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さる
かじかんだ指先に息ホーホーと大寒の朝 風の子が行く
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