聴雨のお気に入りの歌一覧
まるたまる
失望をさせたのだろう午後からの雨は冷たく心に刺さる
27
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悠々
白妙の衣かさねし牡丹花のこうべ直ぐにとたれ待つやらむ
14
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悠々
さみだれに濡れにし髪の匂う夜は汝れおみなゆえ紅ぞかなしき
18
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芳立
走り梅雨ふりあへぬ夜にたまづさの使ひかへせよただつれなきも
15
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三沢左右
降りしきる雨に色どり流されて喫茶店の窓灰色の空
16
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藍鼠
はなびらに透かして空を眺めてはその灰色をあざむいている
7
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庭鳥
一瞥の意味を考え歌を詠む髪に気付いた?気付いていない?
8
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山桃
夕紅の薔薇蒼穹にからめればゐねむり姫の半眼の月
16
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トーヤ
目を閉じて独りで聞いた雨音は心の中で止まない音に
6
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浅草大将
ぎやまんの黄金の海のたゆたひに聞くうたかたの麦の秋風
15
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浅草大将
いまにして思へば何時かわか夏の恋を得るまの海の青さよ
13
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浅草大将
玉くしげ箱根うつぎのふた色にあかぬ別れの身は一つなれ
13
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山桃
花咲けば喉がなるなる赤き實のうましうましめ幾世戀ひ山羊
7
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猿ノ丞狂介
思ひいづる常盤御前の雪の道唐紅の袖振りてゆくを
6
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螢子
幸せになれよと言へる友ありて幸の定義はいかにあるらむ
10
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トーヤ
ためいきの主な成分浮かべても全部が全部浮かんでいかず
8
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浅草大将
まだしきの声のみ高き不如帰鳴きふることを誰か聞きつる
11
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浅草大将
世を宇治にすみの衣の裏染めてなほも褪せざり花の色香は
12
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リンダ
黒髪がほつれた逢瀬を闇に消し鏡をのぞき引きなおす紅
6
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庭鳥
風そよぎ黄緑葉裏つややかにはたはた揺れて田植え労う
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