聴雨のお気に入りの歌一覧
浅草大将
空蝉の抜殻ばかりきに掛けて明日の我が身は何処にやある
15
もっと見る
ゆびきゅ
闇空を黒く縁取る稜線に 全き闇ではないことを知る
31
もっと見る
猿ノ丞狂介
やよやまて山郭公をつらまへて誰にことづつる住みわびし歌
8
もっと見る
螢子
魂の抜けたる如く彷徨える身体はただの入れ物となる
6
もっと見る
トーヤ
お世辞にも大きな町じゃないけれど星を見るには都合は良くて
19
もっと見る
粕春大君
天下り翅失ひて地に這ふは扶桑の国の宝なりけり
22
もっと見る
浅草大将
麦の田の黄に色づきてはるばると立ちも渡りぬ今朝の夏風
23
もっと見る
浅草大将
身をやけと今宵も呷る火の酒にけぶりも絶えぬ思ひ草かも
14
もっと見る
まるたまる
胸のなか君が溢れて花開くただ逢いたいと罌粟の紅
17
もっと見る
ビビ
君にそう呼んでもらえるためだけに私の名前は存在している
38
もっと見る
芳立
胸そこに火照りをうづむ茜蒼ちしほの雲は凪になほ焼く
11
もっと見る
芳立
むらどりが来鳴く鄙家の花むすめ誰がため髪を梳り紅ひく
17
もっと見る
芳立
かへりみぬ影を慕はばいさなとり灘をまはりてたちまちの夏
14
もっと見る
羽
ふりかざす正義の果ての徒花のごとくひろがるナガミヒナゲシ
17
もっと見る
でくのぼう
さみだれに爪彈く弦の音色にも君を偲びて紫陽花眺むる
17
もっと見る
まるたまる
音楽を止めて静かに揺れるカーテンを見るこうして夏がやってくる
13
もっと見る
ころすけ
どこまでも緑の沼に反射して黄緑みどり深呼吸する
21
もっと見る
悠々
藤の花ははの袂のゆうらりとむらさきの風おもいで揺らす
22
もっと見る
薫智
縁という糸を結んでもらってる自らほどくことが無いよう
14
もっと見る
芳立
海色のグラスを君に傾けてつたうしずくに宇宙が見える
4
もっと見る
[1]
<<
187
|
188
|
189
|
190
|
191
|
192
|
193
|
194
|
195
|
196
|
197
>>
[232]