KENのお気に入りの歌一覧
恣翁
小手毬の白に 年経る偏屈の 産に還れる心延へ観る
17
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うすべに
見わたせば明けの山の端かすませて 野に立ちのぼるいのちの香り
11
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灰色猫
清流に浮かべる舟がわがままに旗を揚げては溺れるばかり
14
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灰色猫
空を飛ぶ夢に傷つく人々の声なき声に罵倒されねば
14
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灰色猫
膨大な言葉の海の図書館で漂流しては星を読んでる
18
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ななかまど
ちろちろと木末の先のもどかしく湧き立つように楓の芽吹き
11
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名鈴
直土に 寝る老人を 立たするが 神より我の 賜りし役
10
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滝川昌之
「初めてのお使い」くらいの危うさを見抜かれぬようスタバオーダー
20
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さいおん
由原野尓 漕往公乎 何時茂 吾将待居 日乃明来者
15
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音弥
ウィルスは二重変異で三密を始終厳守の上に閉鎖か
10
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横井 信
風に乗るレールの音を聞きながらさつきに染まる小径を歩く
13
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うすべに
不意の雨 朱を煙らせる雨粒に うなずく藤の露もむらさき
7
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へし切
春雨ににほへる色のまさりけり籬に咲ける山吹の花
19
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滝川昌之
子より下 親より上でも同僚だ 対等でこい新社会人
16
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横井 信
雨の日は暇を見つけてストレッチ頭をよぎる来し方の色
13
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ななかまど
行かぬのが親孝行と思えども行の字さみし第四の波
16
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名鈴
腹痛し 人めく蛙 荒立ちて 兎と相撲し 猿と蹴鞠す
12
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葛城
しじま滿つ朝の山影そこここに 冴えざえ聞こゆ鶯の 聲
12
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恣翁
罌粟の花 女にやなりぬと見るまでに はや身籠れる 愛しき児に似る
14
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ななかまど
俯いて大事な話しをするように掠れ掠れに堅香子の声
12
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