なかのお気に入りの歌一覧
工藤吉生
なぜならば面倒くさいことを避けラクをしようとしてたからです
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工藤吉生
適当にごまかしながら相づちを打ってればよい老人であれ
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工藤吉生
つるっパゲ頭にばかり目がいって名前も用も聞いたが忘れた
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工藤吉生
垂乳根を見て興奮する趣味はなく母親犯す小説避ける
4
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工藤吉生
相撲でもしてるみたいだ 肥満体同士の熱い熱い抱擁
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工藤吉生
ションベンがはみ出した時ウチならば拭くがヨソならその時による
4
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工藤吉生
借りたまま返していない「夜と霧」両手を上げた子供に埃
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工藤吉生
オジサンと初めて呼ばれたその時の気持ちをボクに半分あげる
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工藤吉生
うらめしく思うのならばできるだけ生きてるうちにどうにかすべき
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工藤吉生
愛してる愛してるって簡単に言って路上で怒られている
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工藤吉生
運命がドアを叩いてきた時にオレは大抵居留守を使う
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工藤吉生
選挙前ひらがなになる候補者のように時々親切なオレ
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工藤吉生
これくらい覚えられる とメモせずにいるときれいに忘れてしまう
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工藤吉生
君のこと全部好きだと言ったけどそこのカスまで愛すのは無理
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工藤吉生
バレなけりゃいいさと風呂で小便をすればなぜだかいつもより濃い
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工藤吉生
食堂で「あ」と聞いた時スプーンはまだ「スプウン」であったのだろう
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工藤吉生
運動会タマゴを乗せたスプーンは馬鹿にされてる気分であろう
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工藤吉生
「念力を送り見つめるスプーンはどれでもいい」と通り魔が言う
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工藤吉生
目を閉じてオレは髭剃る 校庭で失点した子はラケットを見る
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工藤吉生
非人間的行為であると断じてるアレが人間のように見えない
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