住川幸のお気に入りの歌一覧
只野ハル
もし不可視境界線のこちらがわでまた会えたら仲直りしよう
1
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真夏
静謐を深める白きワンピース月の迷えし森となりたい
8
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たえなかすず
使わないアドレスひとつ持っていてその奥いまだゆうやみのフォト
3
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偽嫁
寒空に月が綺麗と言ったって君が好きとは限りませんよ
3
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南 骸骨
国道に落ちたる軍手とジャンケンし負けたる我は1000歩をゆくか
11
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真夏
姿見の結露の隅に立つ不安どんなかたちかわからないもの
6
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葵の助
宛名書きすれば美美美美わたしにもせめて名前に欲しかった文字
4
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みつき
約束は 呪いとなって いまもなお 叶わぬ小指を 縛りつけている
1
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知久
思春期の孤独が唸る午前四時散歩すれども涙止まらず
4
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詠み人知らず
奥様は魔女だったのです信じたい 君は死んでも死なないで呉れ
9
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みやこうまし
裸木なれど木蓮の枝は花芽立て冬去れば来る春を匂わす
9
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紫苑
シュトーレンに降らせる雪をたづさへて環状線を風ふきすぎる
12
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裕二
蝶結びの紐をつかんで一息に強く引き去るごとく別れき
5
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NORANEKO
積まれゆく本の上にて爪先を伸ばしてみても雲に届かず
8
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文麿
ぼんやりと乳色の雲ひろがりし木の葉一枚ゆらゆら搖れつ
4
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鍬乃呑
気が付けば草木は白くぼやけ果てただ空ばかり青冴えた朝
2
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鍬乃呑
白く張る氷を靴で砕きながら目は柔らかな陽光を追う
7
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鍬乃呑
また耳にノイズが残り響くかと少し考え鈴虫と知る
4
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芳立
ひさかたの月はわがよと照りながらなほオリオンのおとろへぞせぬ
6
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五穀米
ヒマラヤのピンクの粒の岩塩の砕きてみよと食してみよと
5
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