あそびくものお気に入りの歌一覧
yukinaga
玉梓の言それぞれに望み満つその瞳を撮らむ待つには待たじ
6
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せいか
少年は路傍の汚れた雪まるめ投げてはまるめ 一途な儀式
3
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半格斎
鋪裝路を細めの雪は帶と化し春一番は過ぎ去りてゆく
10
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葵の助
桜貝みたいな爪のあの子には勝てない私はピンクを重ねる
3
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恣翁
啼く鳥に夜明けを覚り 仄白む 障子の色に 晴れたるを知る
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横雲
墓の辺に並びて出でし土筆抜く細き雨ふり石光たり
8
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さる
春雨にしっとり濡るる母の名を刻みし墓石われに微笑む
8
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もなca
朝靄を裾になびかせそびえおる今朝の山並み黒々と見ゆ
6
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工藤吉生
バスケットボールの溝は黒い道 どこまでだって走って行ける
4
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村上
朝まだき干潟に鷺の一羽ゐて父逝きし春ことしも来たれり
6
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山本左足
好きだった 顔も身体も本当のことを言わないやさしいとこも
8
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まるえふ
耳後ろ指で擦って春を待つ年相応な私が香る
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花鳥風月
ほんの数時間前まで騒いでた祭のあとにアパートに帰る
5
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詠み人知らず
誕生日、十一本のローソクをフーッと一気に吹き消した君
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風蘭
膝に乗る丸い毛玉の温もりと一緒になって春に溶け込む
13
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しづく
ゆるやかにあたたかくなる春の朝土鍋に炊けた米が愛しい
10
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浅草大将
春きぬとなほしら雪のやま里にまつの戸たたく軒の玉みづ
11
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鹿男あほでよし
認知症の妻と二人で暮らしてるウチにも塾のチラシは入る。
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只野ハル
小雨降る墓地の坂道上り行き線香消えぬを確かめ下る
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只野ハル
スクラッチノイズの向こうモノラルのシング・シング・シングに熱くなる
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