恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
端正に菊作りたる翁あり 命育てる眼差し優し
8
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五穀米
中国の調理師我をかあさんと呼びて答えるしかなき心地
4
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詠み人知らず
君たちの天狗の鼻の根元には ゆとりという名の腐った思想
11
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詠み人知らず
小春日にふとん叩きのぱんぱんと 母の記憶と直結してる
16
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まあさ
雲ひとつない秋空に責められる 掃除しろとか洗濯干せとか
10
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詠み人知らず
悲しみを乗り越え体験語る君 明るき笑顔ただただ嬉し
5
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横雲
たまさかに逢へるをおもひ舂ける空見詰め居り秋の暮れ行く
4
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赤石仙人
彼方よりシルクロードを渡り來て今輝ける璢璃の杯かな
6
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遠井 海
「好きです」は劇だったのね セックスをしたいがための演技あざやか
5
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南 骸骨
着られなくなったスーツを掻き出して棺桶のごと蓋閉ざしたり
4
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デラモルテ
少年の悲しき理想遠のひて夢は笑顏を含みて歸る
6
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光源氏
雁が音の幽かにきこゆ明日香川思ひ過ぐすは夢にあらなくに
9
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詠み人知らず
ドラム缶 焚き火に手かざす労働者 笑顔に深い皺を刻んだ
17
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舞
熱燗の温もりに酔う秋ひと夜満つ月影も色柔らかく
15
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もなca
どこからか焚き火の匂い流れ来て深まる秋を知る夕まぐれ
15
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まあさ
子どもには迷惑かけぬと姑の朝 血圧計を巻きて始まる
7
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赤石仙人
豪商の舊家殘れる今井町榎の大樹に木漏れ日宿る
2
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赤石仙人
朱雀門遙かに望む大極殿秋の日差しに芒波打つ
2
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横雲
添ひ臥して掻き撫で上ぐる朝寝髪夢なほ残る月影淡し
2
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舞
小春日の陽溜まり優し公園に目閉じて座る老人独り
6
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