KENのお気に入りの歌一覧
松本直哉
ひとり活きひとり死ぬこそいのちなれほのかに苦き独活のきんぴら
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ななかまど
考える葦として立つ人類の前に差し出す変異の踏み絵
12
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へし切
巣ごもりに我慢の日々の 宣言下 賑はふ街は人のそれぞれ
14
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桃山
まだ深き眠りの中の夫を残し一人楽しむモーニングティー
9
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名鈴
みもろつく 三輪山の神 出で座すが 朝露に巫鳥 濡れて遊べり
10
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灰色猫
誰だって空飛ぶ鳥を見あげたら旅へと出たくなるんだそうだ
15
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横井 信
物憂げな午後の時間を切り取ってひとつふたつと鳴るいなびかり
16
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橘
近場での遊びの達人的友に一日楽しむノウハウを学ぶ
5
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音弥
皮肉にも連休よそに田舎での土いじりには相応しく 晴
16
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葛城
隱遁の身にも等しきこの頃を思はざりけり世に在りし日は
14
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滝川昌之
「来ないで」と言われても行く東京へ病む義母見舞う妻に代わって
18
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横井 信
道草も背伸びしている連休は雨の予報のおしゃべりスズメ
14
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灰色猫
この海が君の涙で満ちるころ僕は孤独な島になるのか
14
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灰色猫
永遠に続いて欲しい希求すら残酷に斬る時の流れは
16
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うすべに
またひとつ春をうしなう望月に浮かぶ葉桜 夏のざわめき
9
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へし切
世の中に知らないことの多かりき老いてなほ知る白いたんぽぽ
19
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横井 信
鯉のぼり風に向かって泳ぎだす鼻をくすぐるチマキの香り
11
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名鈴
うち濡れて 色増し揺れる 藤波の 雫音無く 雨に紛へり
17
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音弥
対策の一環としての発売はなんだかなぁの顔見せマスク
6
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ななかまど
卯の花の月あらわれて襟元に淡きピンクの光入れたり
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