詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
葉洩れ日に癒されスウッと微睡めば君の日傘にいる夢をみる
30
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詠み人知らず
制服の袴を風に飜し 女子高生が愛馬で驅け行く
8
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詠み人知らず
逞しい暑さの中に凛と咲く 芍薬の背が 可憐に揺れふる
11
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ラベンダー
梅の花 咲き終えたりて いつの間に 実熟し来たる 梅雨の入りかな
19
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千映
ピーリングするたび吾の顔新しい顔になれます信じてやまず
11
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中野美雄
よの闇をまたふりいだしける雨音に眼閉ずればほのじろきかげ
7
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中野美雄
うす闇を這ひくるしろき靄のそこにほたるぶくろの耀ふ曉
11
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秋日好
頭では結ばれている恋人もペンはなかなか「うん」と言わない
12
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秋日好
雨樋の壊れたとこから断続の雫降る降る雷雨の直後
16
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まあさ
うろこ雲 日射しの力 紫陽花が 首をかしげる 梅雨中休み
17
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千映
アマリリス東西南北花が向き四つ子のような顔をしている
12
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青き銀椀
去りて春すでに懐かしゆらめきぬ遥かな夏へ歩幅ととのへ
8
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灰色猫
空の青映しざわめく湖の水面の如くネモフィラの園
13
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灰色猫
晴れ渡る雲ひとつ無き蒼穹が物悲しくて虹を生み出す
18
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灰色猫
恋をする事が狂気であるのなら私はもっと狂ってやろう
18
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灰色猫
近づけば近づくほどに傷ついて僕ら互いを求め咲く薔薇
27
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灰色猫
強くあり弱くあること大切な守るべきもの失くさぬように
16
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中野美雄
きみ逝きてもう十五年 あのアンポ條約成りて六十六年
8
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青き銀椀
来し方の人にふれつつあふぎ見ぬ空と残れる手のぬくもりに
9
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び わ
すまないと心で詫びつそこをさる未知の世界に吾を押しだし
10
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