大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
刺し合ひて我が肉體の朽ち果てむ共に眠れよ錠劑に溺れ
3
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あきなり
返信はするもしないもお好みでそう書いたから返事は来ない
4
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へし切
無常にも散らふ定めと咲く花に人の命の儚きを思ふ
22
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舞
人いない雨のベンチに一片の彩りとなる山茶花の花
5
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詠み人知らず
「こいつはね。直ぐ泣く奴なんですよ」と笑む彼きっと彼女のお守り
12
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もなca
旅立ちを見送る朝のロータリーふりむきながら娘は遠ざかる
16
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ヒナ・ヒナタ
上下する小さなからだはミルク色また目を閉じて夢を追うのね
11
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ヒナ・ヒナタ
ふたりきり二酸化炭素に満ちる部屋それでも時は流れるらしい
10
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ヒナ・ヒナタ
こっくりと侵食してゆくブラウニー指の先から骨の奥まで
8
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ヒナ・ヒナタ
切なさをただ垂れ流すあのうたにだんまりきめて街は暮れゆく
10
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ヒナ・ヒナタ
はにかんだ少女の睫毛のすきまへとささやく鬼のまっかな吐息
15
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小林道憲
たのしみは秋の夜長に娘から元気にしてるとメールある時
19
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小林道憲
懐かしき村人も皆みまかりき 故郷の森の木の葉さやぎぬ
17
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inosann
薬箱を無下に断る家出れば凍てつく空に月は優しい
25
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inosann
友の子の訃報聞く朝庭石が雨に押されし桜花を止める
22
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inosann
デジカメに義母、妻、娘と収まりて命は確かに受け継がれゆく
26
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へし切
白白と月は輝き寒けしく風は乱吹いて梢を渡る
11
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へし切
世の中は孤独であれば人恋し淋しき故に輪の幸を知る
19
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へし切
愛してる口には出せぬこの言葉僕らの時代黙して惚れる
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詠み人知らず
別珍の深紅のコート魅せられてマネキンの前思案のポーズ
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