恣翁のお気に入りの歌一覧
まとん
誰だってたましいは傷つきやすいのに雪はただ積もりつづける
1
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鍬乃呑
雪ばかり目の前を舞う帰り道気付けば音が無くなっている
2
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藍鼠
さえざえと音なき朝を割るように初雪に染む足跡ひとつ
5
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舞
この冬も白椿咲く北風に丸める背中笑うがごとく
5
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蓬ヶ杣
太陽と月が世界で廻るとき バレリーナたちは息を潜める
1
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南 骸骨
蜘蛛の巣にふうわり落ちた初雪が滴に変わる晴れた翌朝
12
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詠み人知らず
眼光の鋭き野良の門番に 許しを乞うて通る路地裏
13
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知久
幾度も命の危機を乗り越えた強さ知りたい生きてるうちに
6
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鍬乃呑
腹を冷やす外気ばかりの所為でない神経質な腸の反乱
1
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横雲
小春日の渓の湧き水光りをりひそと溢るる白きを掬ふ
4
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詠み人知らず
たらちねの母に抱かれし心地する ホットミルクの甘きまどろみ
12
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南 骸骨
封切らぬ煙草を添えて送り出し名札とシーツは剥がされてゆく
14
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もなca
いくつもの涙を知っているのでしょう星見るきみの静かなまなざし
18
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ゆうくん
草の葉は 二人の詩集 この冬の 心の栞 ひとひらを挿す
3
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知久
枕元四つ折りされし新聞に凛たる秘訣見し百寿の賀
4
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詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
171
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bgvillea
をさな児の預く手とりてかなびくに事も無き世のつみ安らはめ
2
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桜園
枯れ葉舞う冬ざれの池すすみゆくつがいの鴨が羽を震わす
24
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桜園
短めの茶髪にパーマかけし友似合うといえばぽっと頬そむ
15
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いり子
日雇いの道路工事の青年が空を見上げる流星群だ
15
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