恣翁のお気に入りの歌一覧
裕二
蝶結びの紐をつかんで一息に強く引き去るごとく別れき
5
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紫苑
シュトーレンに降らせる雪をたづさへて環状線を風ふきすぎる
12
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よも式部
いつからかうちのサンタはクリスマス 枕元へと現金を置く
4
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もなca
冷えこめる冬至の晩の浴室に清しき柚子の香り立ちたり
10
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鍬乃呑
階段の昇り降りさえ心臓が早鐘を打つ身に成り果てる
2
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よも式部
今日、ほんの一瞬 あなたに会うために 昨日の私の夜は短い
7
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詠み人知らず
母さんと一緒に買った安物の 白熱電飾だから暖か
15
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遠井 海
食べるのは私だけでも南瓜煮て嫌がられても風呂に柚子入れ
23
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まぽりん
ゆく水も氷り閉ぢたる川の上に浮かぶは霜の花筏かも
13
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ふきのとう
冷え込みてゆず湯につかりこの年をふり返りつつ手足伸ばせり
15
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桜園
箱いっぱいもらいしゆずをふんだんに使いて入る冬至の柚子風呂
19
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紫苑
投票を終えて見上ぐる冬ぞらに飛行機雲のひとすぢ流る
7
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五穀米
年末に始末をつけし住所録古きに混じる新しきひと
1
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紫草
乾きたる薪はぞろぞろ炎あぐ燃えて尽きたるあとの軽しや
12
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みやこうまし
政変の逆転劇におどろきぬ巷の民意はシイソーならん
4
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芳立
冬至る星の林のうた聞けばむべ君と吾ぞかく生まれける
7
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とうへんぼく
小春日に障子の破れさくら貼る母の姿の影は今無く
9
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桜園
一とせを越ししポインセチア枯れそめしクリスマスも間近といふに
9
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詠み人知らず
「短歌っていいですよね」と言い合える友達がほしい来年こそは
10
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紫苑
「NHK短歌」末よりひらき戻しつるこの人もまた採られざりしか
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