詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
貴方とは苦ばかり共にして来たわ 当然だろう 楽は売り切れ
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滝川昌之
すくすくと育つ仲間に遮られ 華奢で色白 後れたヒマワリ
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新座の迷い人
早朝に 写真撮れずに 鳥の声 ヒュールルルと 啼きし声聞く
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吉野 鮎
蟷螂の子ら一列に祈るやふ空也が口出づ念佛にも似て
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秋日好
リーマンに注釈が要る 最近はコメ欄に誤字増えてご容赦
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夢士
陽の差して囀ずりまじか日曜日友と集ふは午後の約束
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まあさ
束の間の 梅雨の中休みを謳歌 する鳥たちの さえずりを聴く
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舞
いつ頃かひと恋初めし苦しさにこんな我にも寝れぬ夜のある
11
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秋日好
朝撒いた肥料の匂いが消えてない髪を綺麗と若者は言う
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inosann
「ピーピー」の音に急かされ戸を開けてレンジの中の甘酒飲むなり
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秋日好
遠路より二組の弟夫婦来て病棟歩き談笑した父
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灰色猫
両の手で息を潜めて生命の芽生える音に耳を済ませる
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灰色猫
苦痛でも快楽でもある寝室をあなたの為に心に造る
15
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灰色猫
白でなく黒色でもない灰猫の言葉は時にダークサイドに
12
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灰色猫
灰猫は時に野良へと帰りたく月夜のブランコ揺らしたりする
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へし切
思ふとも乞ふともなかれ忖度の文無き人の群れぞかなしき
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詠み人知らず
降るからに湿けて ばいきん生ずれば むべこの雨を 黴雨といふらむ
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詠み人知らず
リーマンと肩触れ くるり振り返り メンチきったは 池袋地下
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詠み人知らず
好きだけど 人と話すと疲れます 空いてる時間は 一人でいたい
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詠み人知らず
コンビニのおにぎり むきむき失敗し 海苔が半分フィルムの中に
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