藤久崇のお気に入りの歌一覧
千映
くずきりや寒天に合うガラス製小鉢で今日は冷やしぜんざい
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野々花
人知れず流す涙に耐えきれず舞鶴草がそっとうつ向く・・・
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舞
SDに満ちゆくメモリー折々に刻む写真の妻との歩み
14
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詠み人知らず
君思ひ 夜毎濡るるを 絞りなば 恋侘ぶる海 紫峰も映りぬ
15
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詠み人知らず
サッカーは 国際Aマッチあるとき にわかファンとか なっちゃう人種
16
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灰色猫
いつまでも君の告白待っている自分の命が果てる間際も
19
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灰色猫
題詠の一から百を駆け抜ける夜の魔力に囚われながら
21
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詠み人知らず
月影の やわらかき笑み 嬉しかり 厚顔にして 抱きつく子猿
13
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灰色猫
ミツバチの刺繍をほどこす夏風に私の恋が咲いてもいいよう
25
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詠み人知らず
チリチリと胸焼かれても 突き刺さる視線に耐えて ポーカーフェイス
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コーヤ
深山の 紫ひかる 雨模様 思うがままに 咲ける山藤
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美津村
わきあがり輝く雷雲トラックの我が行先の峠をおほふ
15
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野々花
伝えたい事はたくさんあるけれど今はあなたを見つめていたい・・・
13
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詠み人知らず
月見れば 時分かず恋ふる一つ身は 叶わぬ思ひ千ぢに乱れて
16
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詠み人知らず
憂き吾れを 励ますがごと青空に たなびく雲の Vサインかも
15
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中野美雄
「アンポハンタイ」叫ぶぼくらを拔ゐて逝つた娘らのなかに君を見たんだ
5
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野々花
山寺の藤の匂いに包まれて過ぎ行く風に心をほどく
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詠み人知らず
如何にせむ 膨るばかりの恋心 出会ふまえには返らぬものを
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吉野 鮎
ほおたるを蚊帳内に放ちみる夢の醒むれば黒き骸のいくつ
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吉野 鮎
ほたる草朝に咲きて陽に萎る日陰の花の清しき群青
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