平 美盛のお気に入りの歌一覧
垂々
「待たせたね」聞こえたようでふりむけばぽとりと落ちる線香花火
31
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浅草大将
いし川や尽きぬ真砂を吹く風に寄るしら浪も玉とちり浜
9
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只野ハル
苔の生す崩れた墓石名も消えて誰の涙か朝露光る
33
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浅草大将
玉敷きの都をとほみ今宵もや草をまくらの露のひとり寝
15
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まるたまる
草刈りを終えた庭では興梠が遠慮しながら恋を囁く
11
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光源氏
風ふけば此の世にめぐる月の色淺茅が宿にしのぶ花の香
20
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ゆびきゅ
犬小屋の鎖が横たわっている 遠きあの日の主を探して
32
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粕春大君
ひぐらしの鳴きつるなへに日は落ちてさびしからずや山の杣人
23
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島祝
千里浜は雲居を敷くとみるまでに見渡すかぎり真砂なりけり
21
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詠み人知らず
信号機少し離れた日陰にて青を待ちいる乙女の祈り
11
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澤木淳枝
あくがれは 遠きにありて 思ふもの触れたるきはに 泡と消ゆるや
17
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安奈
シャボン玉昇れ彼らのところまでけして消えない想いを乗せて
9
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薫智
年齢を言えばいつでも驚かれ僕の実像揺らめいている
13
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安奈
可愛いと言われて不満は無いけれど大人っぽいとか言われてみたいの
9
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浅草大将
詠むれば思ふことのみふえ竹のよの空しさに溜息ぞ吐く
12
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銀ねず
教科書の龍馬に髭を書き足してけふ一日のわたしは終はり
11
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澤木淳枝
君に乞う 悲しき玩具と 呼ばないでくれ 僕には生きた 誇りがあるから
10
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日央
空暮るる様を遠くに眺むれば咲くをためらふ夕顔一つ
12
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はなはな
雨音がポトリと落ちてまたポトリ癒しの音楽奏でてくれる
11
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螢子
目覚めれば世界は変わり樹々の葉に露ときらめく夜半の雨かな
16
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