あぶくのお気に入りの歌一覧
綴迷停
傘の中君と二人で街行けば嫌いな雨も好きになるやも
6
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千映2
庭草の勢いに負ける歳になり除草シートを情けなく張る
6
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名鈴
紫陽花の よひらの陰の 蛍こそ 雨止む後の 逢瀬を待てれ
15
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ななかまど
雷の怖さ聞きつつ寝る夜の蚊帳のなかなる母のふところ
10
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或韋
絶望の淵を裸足でゆつくりと そつと静かに落ちないやうに
3
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もちづきあきひろ
所在なく椅子に腰かけ見る空のしみる青さに妻の手を取る
9
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河のほとり
常もなき世の中にても変はらぬは空をながむる習ひなりけり
8
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夕夏
やわらかにひかりとかげがいきかいてなごみたわむるしょかのひととき
6
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へし切
老いぬれば野に咲く花の吾が身かな吾し知られば知らずともよし
12
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河のほとり
もしとこそ晴れせぬ空をながめしか月なき夜に今は雨ふる
5
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河のほとり
夢のうちに幾世や経ぬる寝覚めても現はしかと覚えざるかな
8
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河のほとり
いにしへに行きて帰りもせぬ人を偲べばさびし道の辺の花
8
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名鈴
生くる者 等し並みなり 誰も彼も 命有れかし 幸有れかし
10
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綴迷停
生きてるか死んでるかさえわからないサボテンの主張その棘にあり
7
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ななかまど
黄をまとい天の摂理に身を委ねキスゲ咲き初むひと日の栄華
12
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滝川昌之
トンネルでオレンジ色に照る妻よ初ドライブで頬染めたよに
19
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KEN
峰の風 湛ヘ搖蕩ふ あをの波 鳥は飛び魚 森見下ろせば
10
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うすべに
町あかり愛宕影絵に夕焼けのひかり集める茅の綿毛
9
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灰色猫
逢いたいをただ逢いたいと綴りゆく文はふたりを炎に変える
10
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葛城
皐月闇とざせし寢間を起き出せば背に梅雨寒のこたへたる朝
10
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