朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
平瀬たかのり
「君にもう報せることはないんだね」一次通過に吾の名はあれど
6
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うすべに
傘をうつ音も聞こえず梅の花 香りふかめるしめやかに雨
13
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横井 信
もう春は近いと梅の花に寄る風のリズムに冬鳥は舞う
15
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茂作
年の瀬に妻が買ひ來た猫柳 やうやく咲きて春節となる
15
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へし切
日の本の大和の国の日はおちて今はむかしの賑はひもなし
11
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滝川昌之
灯台と放牧された馬のいる岬でバスに春風に乗る
15
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うすべに
お買いもの 大きなかごにひなあられ引きずる幼女のひとみ輝く
10
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音蔵 雅秀
漸うに わが子に会える 一月半 コロナでしのび 弾ける笑顔に
3
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へし切
潸潸と夢の枕に 過去たちは落ち 未来は燦燦と愛しむ
9
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只野ハル
苦吟せずふわっと浮かぶボクの歌軽さとノリはあると言えども
6
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ななかまど
駄菓子屋の店をのぞけばきな粉棒 小腹の野郎買えと誘いぬ
10
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聴雨
群雲に隠るる月のつれなさよ逢はで今宵を渡りゆくとや
10
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び わ
食事には家内たゆまず気を使う毎日三度食卓飾り
6
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なりあきら
鵜の鳥が 三羽並んで 飛んでゆく 朝の仕事場 いつもの川へ
3
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灰色猫
温もりをシェアしあってはぐいぐいとこたつのなかで仲直りするあし
8
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横井 信
土に触れ疲れて眠る夢で聞く二月の雨に濡れた足音
12
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へし切
ふるさとに入りて先ず思ふ淋しさを知る人もなく家もあたらし
15
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ななかまど
如月の着ぶくれ慣れしこの身体 四月の陽気に虚をつかれおり
14
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滝川昌之
飛んでゆくあても無いかとご近所の白梅美人に意地悪を言い
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西手心黒
明日買えぬ茶菓子のチョコを買い溜めす 年甲斐もなく見栄張る爺あり
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