住川幸のお気に入りの歌一覧
知久
むきだしの思春期苦き小説を読み続け得ぬ吾も思春期
4
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たえなかすず
(六階の非常口、外)突風がきみの名残りのように効いてる
3
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真夏
壜の中蜜に浸かって眠るから傷が癒えたら割ってください
18
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真夏
図書棟のあなた待ちたる呼吸音貸し出し禁止画集の褥
8
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たかなしゆり
中央線東京行きに乗りながら語った夢と鉛筆を持て
2
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やんや
ぼたぼたと傘が重たくなっていきわたしはお菓子の木になる、やがて
2
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うさぎ
夏服のまま振り返らず歩いてく あなたのいない冬を探して
5
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遠井 海
客のない観覧車回る遊園地エネルギーだけ消費しながら
11
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横雲
音もなき降り来る寒の雨にぬる寝覚の床に残る夢の香
3
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たんぽぽすずめ@
過去を消すぐらいに降れば雪原に貴女が見えてぬくみし胸べ
9
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木綿
わからない同士黙って歩いてくモダンアートの合間を縫って
2
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ケンイチ
虚しさの及ばぬ空に舞ふ雪の中を歩めば続く足跡
9
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紫苑
砂糖菓子のやうな菫のとりどりにまろき花壇の雪をけわひぬ
20
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紫乃
いけないと解っていても止められぬ少女が葡萄酒 飲むような恋
16
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佐々一竹
残照が空のむこうに消えるまで未練という語を思い浮かべる
5
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まがね
テレビより新聞よりも夢を見たい深夜残業続くこの頃
11
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文麿
目覺めしに庭あおじろく影は濃く振り放けみれば月煌々と
13
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ケンイチ
なにものにも成り得ぬままに十二月の帰り道にはわたしがひとり
11
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横雲
家人みな集ひ得たるに夜半過ぐ聖菓分くるや窓に凍て星
3
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詠み人知らず
さっきまでライトと拍手浴びていた 楽屋ぽつねん踊り子が泣く
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