滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
今宵また目にも涼やか月見草眺めて歩く道端の距離
13
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千映
ちゅんちゅんと囀る声も透明に聞こゆる朝の爽やかな中
11
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詠み人知らず
魂あらば真珠さながら蒼光り潮のまにまに漂ひ逝かむ
8
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河のほとり
ゆふぐれは誰に会ふともなき道の空にかたらふほととぎすかな
12
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詠み人知らず
水無月の吉備の峰月ゆく雲に法輪陰影古代を語る
6
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詠み人知らず
纖細な視點で一首詠みたいと思ふ燕の飛行なのです
5
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煩悩
友の死を目の当たりにして夜の百均で探し当てる黒いネクタイ
9
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詠み人知らず
月煌々渡る三つ瀬の泡沫に 夢と消え逝く現世のこと
12
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詠み人知らず
夢ひとつ悔いひとつだに捨てきれず さらぼうて猶そに縋りしか
11
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舞
人だもの色んなことがあるものさ恋したりとか老いてゆくとか
16
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詠み人知らず
栗の木が緑飾つて馴染む空せめて氣分は爽やかに成れ
7
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び わ
庭観れば雨つゆ浴びて柿の木が背丈伸ばして平気平気と
7
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つちだゆういち
和歌を詠む始めし理由は別れ故あの日の心忘れたくなひ
13
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KEN
草骸螢燈となるいにしへの傳へを糧に老いのぬかるみ
10
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秋日好
親鳥の餌口元に躊躇えば邪魔するまいと君立ち上がる
15
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秋日好
薔薇陰の巣箱に顔を覗かせて「えへへ」と笑う幼鳥あり
16
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幸子
とぷこんと氷を水に落としけり一瞬沈む手応えのありて
17
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千映
来年の分まで咲いているかもと薔薇の頑張り嬉し心配
11
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夢士
水無月に入りて晴れ間の庭しごと汗の塩気に生きる幸せ
10
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己利善慮鬼
街角のカレーの匂いに気付くたび貴方の家に帰りたくなる
7
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