滝川昌之のお気に入りの歌一覧
舞
空広き夏の大地の北の街さやかに歩む風を感じて
9
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幸子
ちらほらと発声練習しはじめる蝉に猛暑日予感する朝
21
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煩悩
開かなくなった喫茶店のドアノブを回すくらいの硬度の歯ブラシ
9
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つちだゆういち
携帯は未だにガラケー文句ある?友達無いし着信無いし
16
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び わ
カーテンがふわっと揺れて肩に触れ振り向く先に赤白干し物
8
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秋日好
五年前英語で書いた怪談が結構恐くて笑けてしまう
14
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ふいんき
蛾や蝶は自らが蛾か蝶かなど知ることもなく青空を裂く
3
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朝野沙耶
こんなにもひとり寢る夜侘しけれ空く我が右に薫り殘れり
6
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ざつ
生まれても死んでもひとはひとりでの愛おしさとか仕方なさとか
6
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詠み人知らず
灼熱の揚げ物地獄に立ち向かふ 残さず食めかし! 必ず食めかし!
17
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詠み人知らず
本気出し誰かを真似てもしきれずに ズレちゃう部分がその人の個性
18
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詠み人知らず
常なれば たやすく開く蓋なるに 生爪剥ぐや 疲れたるらむ
10
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詠み人知らず
あかときの清けき露を身に受けて 玻璃細工のごと 花びら透けたり
18
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六郎
立派だね君には昔あの日々は流れにせめてシャッターを切る
4
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KEN
六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
24
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朝野沙耶
うつつには目には見えなきものなれど当に顕しき恋衣かな
5
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夢士
竹林を渡り来る風空仰ぎ両の手広げ深呼吸する
17
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へし切
ぬばたまの闇夜の中も赤々とサーモカメラに映る鉄塔
26
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バロンマン
宵宮に氏子が集う傍らで神輿はひっそり宮立ちを待つ
18
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詠み人知らず
かきさして涙を拭えば空腹が問うてくるのは 足らしむること
10
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