詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
月冴ゆる寒夜の空の乙女座に美しき春きたること知る
24
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滝川昌之
席立てず余韻のままに見つめればエンドロールと君の横顔
24
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詠み人知らず
息ふかく 頬温む風吸いつれば 春のあしおと隣に聞こゆ
15
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詠み人知らず
過ぎし日の何映せるや 半眼の 開く能はぬ瞼の幕に
9
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石川順一
餅を買う行列離れて歌を詠む小石の上で強風も吹く
9
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石川順一
階段で地図読む母が居る朝は昨夜の嵐をしばし忘れて
16
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夢士
春嵐吹き荒れ往きて月煌と急ぐ家路や寒桜咲く
17
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灰色猫
月だにも光らざれども歌にせば祓えなき雲いづこにもなし
22
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へし切
霞みこむ空の気色もうらうらと照れる春日に匂ふ梅の香
20
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滝川昌之
雨予報 春の匂いの中にいて 図書室中に告げる卒業
19
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秋日好
寝室の窓から見える雪原に粉雪の降る狐横切る
20
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秋日好
五十位に食い込む名前を眺めてる友のお蔭と水差しながら
14
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煩悩
蛍火の瞳をもったあなたが見つめるさきに血のごとき街
6
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舞
微笑みを絶すなかれと家族には歯をくいしばる顔は見せれず
11
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秋日好
雪片が積もるか解けるか眺めてる立ち往生したバスの窓から
17
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秋日好
軋ませて雪蹴散らせて歩く道顔を上げればワンダーランド
16
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恣翁
繭を成し 老いぬる蚕 代替はり 居眠らむずるに叶はざりしを
23
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吉野 鮎
包まれて汝が懷に眠る夜街は六華の穩しき世界
18
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吉野 鮎
汝が指のささやき肌に流れゆき街はつみゆく雪音に沈み
15
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吉野 鮎
汝の若きうねりにゆらる舟ひと夜玻璃透ける街雪あかりの海
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