滝川昌之のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
キミが音の響きはたれる界隈に抗ふ誘惑 「 傘ぬ下 」にて
16
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藍子
長崎の青空に浮く白い雲七十二年の時は流れて
20
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夢士
言の葉を集め散らしてまたあつめ並べ眺むる夜長に一人
26
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バロンマン
この先に見ゆるは空と雲のみか花は何処に咲き乱るやら
14
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バロンマン
我が声が届いているか今一度自分の靴音確かめてみる
11
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バロンマン
ザンザンと降りし雨音 言の葉で切り取ることに戸惑いており
12
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バロンマン
言の葉に迷いがありて ひたむきに蜜求め飛ぶ熊ん蜂見る
9
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煩悩
グランドピアノの黒鍵に座りアリエッティーを待つクロード・ドビュッシー
8
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秋日好
変人で近寄りがたくこもりがち光と闇に弄ばれて
14
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桜田 武
優しい夏の風にのりサイクリング今年まだ蛇に遇わず気になる
6
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桜田 武
墓詣でと原爆慰霊の八月盆に来る娘と孫の顔浮かぶ
13
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詠み人知らず
サンダルの指は砂まみれ黄昏の波に浚わる夏の記憶
10
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詠み人知らず
山あいをバスは走り抜けようやくの果に広がる故郷の海
8
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恣翁
しどけなき寝間着姿の 艶めける女 見入れる鉢の朝顔
25
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舞
青春と人の名付ける疼痛のいまだに残る吾がとしの暮れ
11
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び わ
結婚し五十五年を通り過ぎ行く道妻の涙見ぬよう
10
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吉野 鮎
魅せられし短歌のひとつを口づさむ きみが言靈しなやかに沁む
18
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つちだゆういち
戯れに始めたはずの恋なのにのめり込むなり終焉来る
12
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吉野 鮎
身をまかせ流れにゆるる梅花藻の五瓣花びら 白を滲ませ
15
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聴雨
三日分もどりて記す日記には子育て最後の愉しげな文字
14
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