滝川昌之のお気に入りの歌一覧
夢現
過ちを 正当化した あの時代 学んだはずよ 私欲の怖さを
8
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麻倉ゆえ
食べ終えた巨峰の皮の濃紺を搾れば今日は化学者気分
11
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つちだゆういち
世渡は中途半端な腰掛で仕事は非正規女は愛人
8
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詠み人知らず
停車する駅にトランクひとつずつ置いて終点 手ぶらで逝くよ
5
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可不可
俄か雨チラ見して来る君のシャツも 濡れて腹筋われて見えるか
8
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縫
幾千のきずにきずつき手折れても光のままで君のこころに
6
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朝野沙耶
無慈悲にも花を散らせる驟雨さへ君との想ひ出流せぬままで
7
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詠み人知らず
中央に小さく透明の円の有り感情ひろげて王冠戴く
10
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タイム
一瞬のときめきに泣くこともあり過ごした時間無くした時間
9
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タイム
もう一度声をかけたいかけられたい道を閉ざした愚かしい我
6
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煩悩
マサイ族の若者たちの間で流行しているスマホを憎む吾はガラケー
6
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バロンマン
また一人待つ人減りし盆帰り縁側ポツリ猫が佇む
26
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バロンマン
いつのまにゴーヤに軒を取られたか片隅で伸びる風船葛
12
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恣翁
この夏を忘れかぬれや 児ら上ぐる 未練の花火 秋蛍なめり
23
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千百
私だって 理不尽傲慢 横暴に なる夜があった 泣くほど昔に
6
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詠み人知らず
見下ろせばコバルトブルーに染まる海やがて遥かに浮かぶ島影
10
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詠み人知らず
天に月地に千の月光たる千枚田の夜神の降りたり
12
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舞
右は父左手は母ひとり占めただそれだけで嬉し小さ子
17
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び わ
台風の接近により引きこもり白と黒色囲碁につかまり
6
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KEN
さるすべり寺のきざはし朱に染めて何を示すか御佛の下
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