三沢左右のお気に入りの歌一覧
詩月恵
首傾げ鏡の前でポーズとるあなたの好きな彼女を真似る
8
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詩月恵
庭に咲く秋明菊の白いろが思い出させる薄れゆくひと
9
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芳立
寒風も落ち葉まじりにふる雨のつゆもおぼえず咲くや白菊
13
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恣翁
船泊めし 運河は 深き夜空なり 無数の星の 傍に瞬く
31
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紫草
朝陽さす齡きざみし手の甲の ゆるりと皺をなぜてみるかな
13
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山桃
しらかはの恋はみちのくこふれどもとほき海鳴りいかにかもせん
7
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まるえふ
北風はそんなに悪い奴じゃないおでん美味しくしてくれるから
7
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陽だまり
叶わぬと知りつつ焦がれる恋よりも本気と取られぬ恋は苦しい
8
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悠々
寢ては夢さめてうつつの地響きに今も心の被災つづけり
15
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ゆみうさ
浴槽にお湯はあふれて二人とも温まったらふとんに行くよ
5
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紫苑
ひとを恋ひ惑へる果てに渡りえぬ川に渡せる夢の浮橋
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由良
さりげなく差し出された右の手の温もりはもう今は遠くて
5
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卯月
滅亡も奇蹟も起きぬ世界にて僕らは今日も生きてゆくのだ
9
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栞
指先に冷たい風の触れる朝 今は隣にいぬ人想う
8
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みやこうまし
石垣を積める丈夫の背中に雨蓑が似合うやだんだん畑
11
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ケンイチ
心端に添ゆ花もみぢあらたまの月なき空を明日は行くらむ
5
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ベイジー
闇夜ゆえ落ちる涙は道しるべ 父を探して 合わす両の手
15
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山桃
なまぬるき空を立処の雲までも鞘走りたきすすき篠原
7
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たんぽぽすずめ。
受信無く お粥ぐらいは作れると電話で君に愛を告げてた
8
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たんぽぽすずめ。
木犀の大樹に絡む群青の朝顔で知る高き空かな
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