柊+のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
板ガムのクールミントのペンギンが見上げるような清秋の月
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詠み人知らず
遠き日の 我が学舎に 残す影 やり残したは 勉学ではない
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灰色猫
舞い込んだひたすら白い便箋をひらいてみたら冬の匂いだ
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坩堝
髪を梳く君の姿を鏡越し差し込む朝日何処へ隠す
5
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へし切
秋萩は散るこそ ことに侘びしけれ 妻恋ひすらし さ牡鹿の鳴く
15
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詠み人知らず
耳寄せて 聞こえる気がした 蝉の声 音を消すように 鈴虫が鳴く
7
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茂作
此處よりは世界遺産の土地と云ふ市杵島姫古事記の世界
10
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舞
街なかに虹立ち上がる空高きアイヌモシリのサッポロの街
12
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きくゑ
黄金増すひと雨ごとに穂のたれる 炊き立てご飯 夢に待ちわび
8
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朝比奈
ウィルスとの闘いやまず日は暮れずピークアウトはいつになりしか
13
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恣翁
翳む声に 初老の疲れ偲はれて 女心の惑ひぬるかも
13
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茂作
今はとて訪ふ人も無し島庄の土に埋もる蘇我の夢跡
15
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葛城
さて長く仰ぐも見えぬ月の顏の今夜あたりは見えるやもやと
8
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ひげじぃ
蠑螈さえおりふし鳴くと誰か言ひし鳴ける蠑螈の羨ましけり
7
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詠み人知らず
秋深く 思慮の森へ 誘われ 読みたい本を ネットで探す
6
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滝川昌之
どの秋に妻は停まるやデパ地下の実りの山に本命はなし
15
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横井 信
疲れ目でじっと見ているパソコンのしずかに消える小さな画面
12
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詠み人知らず
恥じらいは 二人の頬を 赤く染め 手をとり渡る 虹架かる空
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へし切
てにをはに 思ひ余るは常なるを 古典を 繙く日一日
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横井 信
つゆ草の花は揺れても夏はもう遠くにかすむ半袖のシャツ
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