翠燕のお気に入りの歌一覧
灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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灰色猫
水田に ひと雫の 涙をたらす 君と見つめた 海にしたくて
50
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灰色猫
笹舟に指輪を乗せて送り出す 破れた恋を弔うように
53
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灰色猫
君のその笑顔を見たら照れるから深くかぶった麦わら帽子
44
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彼岸花
夏葛の 絶えぬ思ひの 恋花火 二つ枕の 対のひととせ
8
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トオルちゃん
似合うよと寡黙なきみがほめるのでまた塗り直す黒のマニキュア
10
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白崎
帰るのが深夜になるの忘れてた作り過ぎて腹十六分目
4
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白崎
粗のある鳩の模型を雑に置き遣る瀬無くなりまたはじめから
5
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十進
蒼茫の海の浜辺に蟹の穴はるかに見ゆる客船の窓
8
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川井一叶
弾丸の恋などあるか 撃ち抜かれ砕け散る雨 包まれて、嗚呼
5
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まゆき
バスの中ゴシック体で喋る人 それに答えるポップ体の人
5
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まゆき
違いなど些細なもので眠れないあなたのあたまに増殖する山羊
5
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まゆき
あと何度 は る か ぜ と言葉にするだろう 答案用紙が一斉に舞う
7
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根無し草
大声で 好きとどれだけ 叫んでも 君が聞こえる 周波数じゃない
15
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根無し草
見込みない恋に溺れてゆく時に 鼓舞するための 運命の人
6
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根無し草
アラームを五分おきずつかけていく 起きる理由も見当たらないまま
6
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根無し草
やりとりの 空白の間に 疑念さえ 挟ませぬほど 隙のない人
2
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根無し草
夏空の 有り余るほどの 青さには とても敵わぬ 一人だけでは
4
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馬鈴薯太郎
寝るべきか眠れるものか寒い夜微かに香るカミツレの茶葉
5
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源 漫
わが頭巾にいつしか散りしもみぢの葉今か冬来む音しづかなり
1
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