つゆくさのお気に入りの歌一覧
美津村
霧が雨にかはる前に終りたし配る新聞ますます湿る
7
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美津村
雷が怖くて配達できるもんか川土手を行く次ぎの村まで
7
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美津村
他紙配達員に追越されたる処より今朝は慌てて誤配をしたり
6
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灰色猫
もう二度と 戻ることなき 若き恋 僕らは夢を 見すぎたのかな
25
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舞
ビル建てるクレーンの先輝いて朝日差しくる墓石の街に
6
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夢士
冬めくや歩道の木々の葉も散りて赤き実を見てロード走らむ
17
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へし切
いにしへを偲ぶ寄す処もなき街の時雨て月も陰る夜かな
22
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美津村
ほの明けて街へくりだす鴉らに遅れてならず配達急がむ
5
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美津村
暈をもつ月の光に包まれて配る新聞今朝湿りもつ
17
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美津村
ダボダボと出すぎるインクにゆび汚し形見のペンをまだ使ひゐる
5
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美津村
快晴の今朝は口笛に行進曲日が昇りくる配達はかどる
7
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美津村
丘の上のお寺の庫裏まで配り来ぬ残るは十軒下り坂の道
7
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詠み人知らず
わたくしが触れる人らの優しさは 深くやらかく 何故そうなのか
13
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月虹
毎日の中で僕らは背伸びしてあともう一歩前へと進む
27
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月虹
足音も立てずに朝は近づいて東の空に微笑う三日月
26
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舞
朝妻がアイロンがけすワイシャツの木枯らしのなか温もり残る
8
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灰色猫
一枚の 板チョコ割って はんぶんこ 大きいほうを くれる優しさ
35
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月虹
かしゃくしゃと落ち葉の絨毯踏みしめて二人奏でる秋の音階
73
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詠み人知らず
愛猫の老いゆく姿見守れば我が身かさねし弱き日のあり
19
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恣翁
若者の里謡 交互に呼応して 真白き月に裏声を曳く
18
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