猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
山桃
きさらぎに襟かさねたるロゼットのおもはずゆるぶ春のかぜかな
17
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狭霧
有明の空に残れるひとかけの薄氷の如寒き月影
5
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狭霧
静心なくてしば見し花の枝に春は待たれる人に似て来ず
8
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狭霧
山裾に霞の帳引き回し木の芽まどろむ朝ぼらけかな
13
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狭霧
鉾杉の影あざらかに東の空さしのぼる月を背に映ゆ
9
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狭霧
初草の芽吹き促す春の野の焔もがもな我が胸にこそ
9
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狭霧
主なき庵に添い立つ侘助のなにを侘びつつ忍び咲くらむ
12
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狭霧
いざ吹かめ花待ちえたる夢見月さやぐ梢に薄紅の風
9
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狭霧
桜月名はそれながら花ならで梢に白く降る春の雪
16
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狭霧
いく春秋夢を沈めし花街にわが身を照らす運の月かな
5
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狭霧
見る影も無しと言いける彼の人の長き鼻毛のいとぞ床敷き
7
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狭霧
我が門を訪うは噂の風のみや夢も嘆きの川に沈みぬ
6
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狭霧
名にし負う花の朝の月にあればせめて梅花の一重だに咲け
7
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狭霧
朝寝顔きみは知らじな今更に黄泉醜女を見せるべきかは
4
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狭霧
磨かざる石は光らぬ理を君がみ歌にしのびつつおり
6
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狭霧
言の葉も玉章も無しされど好き我を愛すと猫のふみふみ
6
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狭霧
四方山に話の花は咲くとてもいまだ聞かざる花の便りは
10
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さる
久しぶり銀世界なりわが庭に馴染みのすずめ足跡のこす
6
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紫苑
墨染めの空の重きに身を伏する街に夜来の雨降りしぶく
13
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山桃
たかぞらのひかりたゆたひ降りくれば枯ら野やはらにふきのたう吹く
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