狭霧のお気に入りの歌一覧
紫苑
地震酔ひをさまらぬとて一刻をまろびしのちに仕事場へゆく
7
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詠み人知らず
天命をまっとうせずにすてられしほうれん草もあわれな被災者
15
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山桃
田起こしのトラクターゆく春の日に今年はもっと働かねばと
15
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芳立
被災地を思へばといふ一言で封殺される表現の自由
9
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聴雨
雨ごろも纏ひて白き木蓮は百度参りの合掌のごと
13
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浅草大将
安らけき眠り未だしうつせみの身をおくつきも仮の宿りに
14
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芳立
うし寅へながるる雲よ如月の望月すぎてわれは生きゆく
10
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詠み人知らず
どこからか溶けだしそうな春の日にヒールを履いていま会いに行く
15
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笑能子
信じるは背骨の太き想いだけただ小手先の代弁避けて
4
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浅草大将
沖をゆくかもめの歌を聞かせつつ人にや何をとふの浦かぜ
14
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falcon
地は裂けてむなしき腕なみに消ゆひとはかくまで哀しく弱き
17
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浅草大将
ひさかたの月のひかりに一すぢの望みを誰かみやぎ野の空
26
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浅草大将
その腹は切る甲斐もなし買占めし飯を詰込め破るるまでも
18
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紫苑
今際までたたかふ姿たくましと父を送れる娘の言ひにけり
13
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光源氏
ことさらに己があさきをわぶるなかれ万事は総て非なることはり
16
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浅草大将
しほ釜のうらみの浪をせきとめて眺めかはらず春をまつ島
20
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芳立
ゆくりなく闇は来ぬともうつせみのよの人に照れ如月の月
13
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詠み人知らず
春さればいや盛りゆく桃花の百の百たび君をしぞ思ふ
7
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悠々
屍(しかばね)も泪も凍る春の雪悲しみ覆ふごとく降りつむ
17
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笑能子
不謹慎呪文の如く繰り返し憂さ晴らすまい祈りもせずに
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