滝川昌之のお気に入りの歌一覧
高松 蓮
洗剤の シャボンが誘う つかの間の 夢がさめれば また給湯室
7
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煩悩
8月のくせっ毛は雨を予感してる皮膚感覚よりも早くに
12
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バロンマン
卒業式 裸で駆けた君がいた語り継がれる伝説の王者
12
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バロンマン
学祭で必死に演奏したギター僕等は捧ぐ音楽を君に
16
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山崎ふゆ彦
鎌倉のぼんぼり祭り夕暮れて火灯す巫女の白衣緋袴
6
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藤久崇
窓開けば 和き晨の 風に添い 忙しく来たる 蜚蠊かな
15
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千百
死に際に 西瓜を求めて 逝った祖母 悪阻に果肉を 啜り思い出す
8
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舞
おろかなる歩みであったと顧みる夜の静寂に時刻む音
14
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内藤芽亞
嗚呼の「嗚」にカラスを見つけた時からカラスが悲しく見えてしまう
7
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KEN
ふたつみつ茜を搖らす雨の音秋の川邊うたたねの後
17
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内藤芽亞
手についたイベントカラーこりこりとはがし生徒は第二形態
4
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己利善慮鬼
美しい花を咲かせるはずだったアスパラガスに添うマヨネーズ
8
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ざつ
「そういえば」ついでみたいにあのひとがいなくなったと知った八月
9
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詠み人知らず
オリーブの碧空の青牛窓の海コバルトに染めて夏はゆく
14
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朝野沙耶
思ひ出の空き地に白いビルが建ち消え行く君と僕との証拠
12
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ひよこ豆
秋の田の黄金に実る稲のうえ雀が仲良くお食事中か
17
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へし切
突然の豪雨も近頃おどろかぬ何かがおかしい地球の悲鳴
21
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ナゴ
他人からの指摘を思い返す夜の今後の進める道が嶮しく
6
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夢士
一陣の風と雷鳴とどろきて箸放り投げ窓閉め歩く
18
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詠み人知らず
内にある恋の埋み火善き人に私は誰より優しくなれる
6
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