inosannのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
午前五時松屋で食べる朝食の 悲哀知るならこの指とまれ
11
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胡桃
あの人の 不満含んだその煙に ただ気付かない振りをしている
5
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胡桃
偶然を装って その左手に 触れる勇気はまだ出ないけど
7
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聴雨
朝ぼらけほつえに咲きし一輪の花とみまがふ青き鳥の音
14
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しりか
鈍色の空を眺めて一人飲む苦い世界の甘い夢見や
4
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桜園
梅雨空に季節外れの萩が咲きなんとはなしにぼた餅つくる
19
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桜園
亡母の着し麻のジャケット身に付けば母の好みの香水かおる
18
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文麿
猫とゐる徒な週末旨しもの何か作らむ氣まぐれ料理
6
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光源氏
仮の世に夢を求めてさまよへど無間地獄をやがて知るらむ
9
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春咲
ようやくの 慈雨に恵まれ 野に遊ぶ 小鳥は屋根に 水と戯る
10
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ふきのとう
ようやくに雨の恵みを地に受けてなすやきゅーりはいきいきとなる
10
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たんぽぽすずめ。
もう夏の真昼に買うが落としたらコーラに待ちし長き一分
8
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紫草
水無月の露を吸いたる白い肌泰山木は花笑みざかり
19
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文麿
枇杷食めば口元あやし舌先で押し出す濡れた種の光の
5
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舞
昼ご飯作る妻の背ながめつつ雨のことなど語る休日
6
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ビビ
変わらない 紫川と図書館と ほとりの向こうに私 まだ居る
4
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詠み人知らず
山の端の向こうの虹がついてくる 新快速は 優しい速度
15
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薫智
「さよなら」とおわりの言葉告げるよう絡めた指がほどかれていく
23
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falcon
さしかける蛇の目のしづくのいろあはく鼻緒をすげる下駄のちひさき
11
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もなca
知らなくていい哀しみを垂れ流すタイムラインを追いつづけてる
10
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