コタローのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
音の無き母なる海の警鐘はクジラの腹に溜まるビニール
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灰色猫
閉ざされた雪の秘境にあるという山百合たちの楽園の夏
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千葉 甫
窓の外近くに鴉の声あって陽ざしあれども肌寒い午後
5
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千葉 甫
シャッターのまだ下りている店先の鉢の木に来て雀の弾む
7
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千葉 甫
空港へ下る空路がわが家の真上に今日はあって轟く
3
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千葉 甫
真昼間の路上に落ちる電線の影からひとつ影が飛び去る
5
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柳井サラ
夕暮れの紫煙に満ちたキッチンで青い檸檬がたわわに実る
6
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舞
革命の言葉もすでに色褪せて飼い慣らされたスーツらの群れ
7
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KEN
松が枝の 緑の滲む 音に濡れ 夏待つ百合の 思ひ聞く道
10
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千葉 甫
なまぬるい風を送ってくるだけとなって今年の初扇風機
5
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へし切
相傘の肩半分のやさしさの ひとり身に沁む 恋しぐれかな
15
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横井 信
風がやみ雨粒ひとつ半袖の腕に感じて足元みてる
9
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横井 信
おだやかな風を見ている青鷺のまだ終わらない夏の一日
14
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横井 信
川に沿う風をかわして蝶は舞い僕の視界をすり抜けてゆく
12
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横井 信
ゆっくりと広がる風を追いかけてかすかに香る野焼きのけむり
11
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横井 信
草笛を短く吹けば生い茂る森に涼しくウグイスの声
11
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び わ
かあちゃんが網棚つくり一心に吾は横目でよくやるなーと
8
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恣翁
見下ろせる 東シナ海の空と海 悲しきほどに蒼くありけり
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うすべに
五月雨のしずくに濡れてうすべにに そまる梅の実摘む人を待つ
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詠み人知らず
作りすぎカレー今夜はチーズ入れ見た目さわやか水菜をはらり
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