inosannのお気に入りの歌一覧
みやこうまし
生きるとは生き残ること恍惚を置いて逝けない連れの責任
16
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たんぽぽすずめ。
紫陽花の色あせるほどさよならを躊躇していた日の色が増す
13
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たんぽぽすずめ。
君居ずに黙り通した年月を拾い集めて温む梅雨寒
13
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芳立
こころこそ道より逸らねかりそめの花つむ夏の夜の野辺はも
6
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小林道憲
雨に濡れ 泣けるがごとき夏つばき 風さえ湿る梅雨冷えのころ
16
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春咲
背を伸ばし 庭に佇む 白百合は 何を思ふや 沈黙に居り
13
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紹益
五月雨に 濡れし紫陽花 赤青と 色変わりたる 魔法のように
15
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遠井 海
高松でうどん巡りをした結果父の手打ちはいちばん旨い
9
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遠井 海
少しずつ衰え見せる父親の手打ちのコシはなお衰えず
7
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舞
貴女へと語った夢を顧りみる過ぎゆく時のただ儚くて
5
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鳰
若駒のたてがみに似た青年のえりあしを灼く夏至のあとさき
5
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桜園
ほととぎすの泣き声響く朝の道紫陽花抱かへて父母の墓へ行く
20
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たんぽぽすずめ。
向日葵の種を好みていつの日も陽射しの薫る鸚哥愛しむ
7
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桜園
梅雨晴に桔梗の花の咲けるさま見つつ心の優しくなりぬ
14
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桜園
夏至の日の夕暮れ時の外面田に田水揺らして蛙泣き出づ
16
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桜園
草陰の石仏かこむヒメジョオン風にゆらいで辺り明るむ
16
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桜園
休日もうどん作りに行く夫の三角巾にアイロンあてる
20
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聴雨
東雲のむらさきほどに漂へる香に微睡みてあさね髪梳く
17
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聴雨
片影を拾ひてあるく黒ネコの足あとぽつり夏かげりゆく
12
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ビビ
いつの日か届くだろうか この歌は あなたの事をうたっていると
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