inosannのお気に入りの歌一覧
聴雨
雨滴よひらの花の輪郭をたどりてやがて落ちるむらさき
15
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しりか
傷ついて飛べぬ翼や花葵迷いの森の静かに開く
7
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文麿
ゆつたりと姿をかへる雲ながれ虚しきこの身慰むる空
4
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文麿
空もやうてるてるばうず眺めたる長雨にあめの樂しみのあり
9
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いり子
「ごめんね」と言えない君がごんぎつねみたいにケーキをそっと置いてく
24
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舞
カミサンがまた飲み過ぎと怒るけど今日のこの憂さ如何にかもせん
7
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芳立
たのみつつ衣をかへし着る夜はこころはやくぞ寝ねがてにする
3
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胡桃
楽しげに彼女のことを話してる 「もう会わない」と言い出せなくて
1
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みやこうまし
一首詠み今日のノルマは果たせたと缶コーヒー飲む御所のベンチで
9
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みやこうまし
梅雨曇りされど涼しき御所の苑広さが作る軽き空間
9
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たんぽぽすずめ。
いまもまだ心を爪で研ぐ猫に新たな出会い躊躇う自分
9
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潮月繁樹
佛通寺 岩に沁み込む靜けさは業を据置き苔岩にせし
4
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もなca
草を刈る金属音のふと止めばしずかに満ちる鳥たちの声
29
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桜園
水無月の陽に煌めきし南天葉赤黄緑ともみじのごとし
18
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ふきのとう
庭に咲く百合をいくつも手折りきて香しきにひとり微笑む
18
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詠み人知らず
指先にすいかの匂いただよわせ季節がひとつ明けてゆきます
32
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恣翁
短過ぐるスカートゆ伸びし剥き出しの脚 見られずて面を伏せつ
22
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春咲
わだつみも 浅しと知れり 君に逢ひ 思ひの深きに 身をぞ沈める
11
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詠み人知らず
ストーブに残る灯油を燃やし切る 梅雨の湿度の重さや如何に
14
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胡桃
ぶつかった肩に涙が堕ちたとき 「ああこんなにも好きだ」と気づく
3
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