詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
伯母が逝く介護施設で聞く伯父は無念ささえも認知の外に
16
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滝川昌之
再会はまたも喪服の従弟たち会話も同じつい苦笑い
23
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まあさ
やわらかな 春のひざしに 目を覚ます 小さなタンポポ 弥生ついたち
20
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石川順一
何時からか冷たい雨が降って来て午前の晴れがウソの如くに
17
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絮谷新
婀娜なるや鯆の夜の記憶へとそつと紛れるピアノソナタは
14
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ながさき
鳩摩羅什 亀茲国の人 翻訳家 秦の時代に 法華経訳す
21
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石川順一
寝違える首に思ひは深すぎて乃木将軍や静子さん知る
19
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工藤吉生
ボロいなと思い見ていた住宅の中からワッと笑いごえ立つ
9
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千映
早朝に春光受けてカーテンを開ける嬉しさこころも踊る
19
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千映
落ちた葉が拡散するよに広がって金木犀の葉手こずりし庭
13
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絮谷新
猿廻し自ら閉づる圓環に夕べ奏づる手廻し風琴
18
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inosann
お互いの心に居場所を持つ夫婦己になきもの持つ身となりぬ
22
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まあさ
復職し ふたつき夫の 心身の 整いつつある ことの嬉しく
23
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千映
争って土筆を採ったあのころは外で遊ぶ子いい子の時代
15
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灰色猫
瀬戸内の嫁ぐ花嫁祝うがに春を知らせる桜鰆や
27
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灰色猫
男性を蠱惑せしめるくちびるを持ちて生まるる石原さとみ
16
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灰色猫
百均で水玉模様の氷嚢を買ういつでも恋が火照ってもいいよう
19
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灰色猫
ひとつぶのショートケーキが戴きし苺を最初に食べる君好き
21
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詠み人知らず
活力の漲る人ぞ寄りてしか 知らずと吾も倣ひ勵まる
15
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詠み人知らず
歳なんて関係ないの 引かないで もっと激しく愛してあげる
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