でくのぼうのお気に入りの歌一覧
市川ありさ
決心が鈍るあなたを見ているとこのままでいたいと思うから
10
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聴雨
白々と春の泊に漂ふは嗚呼うたかたの夢とほの知る
12
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みやこうまし
春去りて桜の花の散りし後つつじ色増し咲き継ぎにけり
11
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みやこうまし
彼の歌は永久に宇宙に霧散するただ一人だけの楽しみであった
11
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笑能子
何時の間に現役子供追いやって引退子供がはしゃいで群れる
7
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由良
人々の願いの数だけ咲く花の成就を祈って散った花びら
9
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リンゴ
幸せと 無邪気に笑う 君の目がうらやましくて 涙が出ます
6
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水島寒月
春霞む新木場の海ゆく舟はひとすじ白き小波をひく
17
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水島寒月
さう云へば暦に赤きマルをして胸躍らする日やなかりける
5
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たえなかすず
こうやってきみは黙って消えていく誰かの窓に影を落として
3
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たえなかすず
部屋用の銀ピンヒールがありまして泣きさうな日は履いてをります
6
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詠み人知らず
瞼とじ満面に浴びる春の陽は優しき君の言の葉に似つ
25
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聴雨
薄氷のぬくみて流るる水の如ちしほかよひて解けゆく心
9
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栞
一ヶ月淡く抱いたときめきは跡形もなくきみに消された
7
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笑能子
閉じる人開く人位置それぞれに微妙に違う前だけ向いて
3
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紫苑
遠つ方あしたの鐘の響きけりル・クレジオの春はおぼろに
6
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恣翁
粧へる 菜の花畑の乙女たち よく惜しめかし 束の間の春
31
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市川ありさ
生き方を選ぶなら今なのだろうこのあたたかい場所を離れて
10
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ケンイチ
嘘つきが春ですといふ月並みな町に見たのは風であらうか
20
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みやこうまし
言葉にて人につながるよすがかな歌を紡ぎて孤独を分かつ
25
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