KENのお気に入りの歌一覧
朝野沙耶
自分では買わない白のマフラーを巻けばたちまち おはなみびより
10
もっと見る
朝野沙耶
ぼさぼさの髪を帽子に匿って社会の目からあなたを守る
11
もっと見る
ななかまど
年金は物価においてゆかれたり 煩悩払い歳を重ねん
13
もっと見る
横井 信
まだ風の冷たい丘の陽だまりにひとつふたつと梅の花咲く
12
もっと見る
さいおん
白妙 衣干乍 見天 臨照月 今勿傾
16
もっと見る
舞
雪折れの桜ひと枝花盛る空さえ見ずに固きつぼみら
11
もっと見る
へし切
しあわせの温もりひとつほっこりと あの窓この窓 灯りがともる
12
もっと見る
へし切
国のため人のためとか言う裏で脱税をする恥しらぬ人
10
もっと見る
滝川昌之
間取り図を比べ始めた次男見て巣立ちの春の覚悟を妻と
17
もっと見る
うすべに
さとやまの藪の陽だまりしじみちょう 鳥は気づかぬルビー輝く
9
もっと見る
ななかまど
雪おおき山里はしる一両のマタギの里の縦貫鉄道
11
もっと見る
舞
夜の衣解き交わすべきひともなく夢にこそ来よ返してぞ寝る
6
もっと見る
滝川昌之
いい汗も、やな汗もかけ、恥もかけ、かいて掴めるものがあるから
15
もっと見る
へし切
薄墨の冬枯れの空その中に野茨の実の其の色朱し
13
もっと見る
横井 信
ゆっくりと昇る朝陽に陸橋の薄く積もった雪は溶けてく
11
もっと見る
うすべに
小雪まう肩にうすべに さざんかの春のしたくにあたたまる道
10
もっと見る
舞
遠吠えも忘れてながく凍て月の冴えた光りに老いた狼
7
もっと見る
ななかまど
じっくりと孫のためにと木を植える肌感覚の時間の長し
14
もっと見る
へし切
訪ね来る人も無き間に日は暮れてゆふべゆふべの吾を愛しむ
14
もっと見る
滝川昌之
天翔ける龍には成れぬ老いの身の辰はタツでも巣篭る炬燵(コタツ)
22
もっと見る
[1]
<<
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
>>
[597]