幸子のお気に入りの歌一覧
コタロー
人に向け放つ言葉のマシンガン自分に向けて撃つてみやうよ
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石川順一
種無しのブドウが並ぶ贈答品コーナーの前レジであります
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詠み人知らず
目を伏せて上手な返事探してる 平気なふりで口角あげて
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石川順一
明日花火行くのかどうかも分からずにおにぎり二つ焼きそば食べる
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詠み人知らず
台風の過ぎ去りし夜の滿天の星屑迫れり素肌射るごと
18
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吉野 鮎
夕暮れて移らふ菜月の涼し風ゆかたをみなの足首しろし
21
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しずく☆・.…。
蒼き森 育まれ出づ 湧水を 口に含めば さらさらと染む
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月虹
一生のどこにいるかはまだ誰も知らない現在進行形の夢
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舞
右は父左手は母ひとり占めただそれだけで嬉し小さ子
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バロンマン
盆休み人影消えし病院のひときわ光るリノリウムの床
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バロンマン
また一人待つ人減りし盆帰り縁側ポツリ猫が佇む
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バロンマン
縁日の金魚すくいに足を留めマゴに見せたやジジの凄ワザ
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KEN
泥土沈む豬の白骨隱り沼の花となるかな命循れば
16
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秋日好
ピーターは優しいけれど怠け者姓名判断できない国で
13
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秋日好
困ったな お気に入りだと言われても私のどこがツボったんだろ?
13
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林林
猛暑日も花梨は青き実をつける吾も秋への備えを少し
21
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林林
バケツ稲無事に穂をつけ手を合わす先に小さなおしべも見えり
21
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林林
そう君は確かにここで生きていたご飯できたよ帰っておいで
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林林
灼熱の日にも繁れる苦瓜(ゴーヤー)は夏草に根を守られてをり
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詠み人知らず
本当の怖さは薮のなかにある疑心と鬼とを送り出す闇
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